★☆さびねこてい★☆ 古民家リフォームと野菜作りにいそしむ錆猫さん(無所属・新)のコワモテブログ(=‘x‘=)

白岳で見た生きものたち2012/05/07

白岳で見た生きものたち。
大抵、ワァ~~きれいね~~で終わってしまうんですが、そうはいかんざき(古かったね・・・)
ちゃんとレポート書きますぜ。先生。
以下、参考文献は、山と渓谷社の「山の花」&昔受講した「薬草道場」のテキスト・・・
それではいきますよ。


カノコソウ(鹿の子草)
マツムシソウ目オミナエシ科カノコソウ属の多年草。
根と根茎を乾燥させたものが、生薬「吉草根(きっそうこん)」。
ヒステリー、神経過敏症、心悸亢進に用いられ・・・鎮静作用、睡眠作用あり。
キーッイライラする~ (;;`ェ´;;)というアナタに・・・
でも、服用せんでも白岳頂上に行って群生を見るがよろし。きっと同じ効果が。



ナルコユリ(鳴子百合)
ユリ科アマドコロ属の多年草。
根茎を乾燥させたものが、生薬「黄精(おうせい)」。
滋養強壮薬として古くから漢方として使われてきたそうです。
煎じたり、お酒に漬けこんで服用します。江戸時代には砂糖漬けに。
ちなみに、ユンケル黄帝液にも入っています。
ナルコユリを見たら「ユンケルンバで、ガンバルンバ」。(古かったね・・・)



マムシグサ(蝮草)
サトイモ科テンナンショウ属の多年草。
茎が蝮の模様に似ているところからこの名前がついたそうです。
実は赤色のブツブツの集まりで気色悪いです・・・
球根や葉にはシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれ、有毒♪
口や食道に結晶がブスブス刺さるのね。
こんにゃく芋と同じかい~って同じサトイモ科か。
里芋を剥くとカイカイになるのも同じ理由っすね。
容姿も名前もワルそうなマムシグサさんですが、薬草でもあるのです。
肩こり、神経痛に外用(根茎をすり下ろし、患部に貼る)。
チクチクしそうだけど・・・この刺激がいいのかいな?



ホウチャクソウ(宝鐸草)
ユリ科チゴユリ属の多年草。
この花の形を寺院の軒に下がっている宝鐸に見立てたもの。
花は終わっちゃってましたが、たぶんホウチャクソウ。
若芽は有毒♪それほど強くないそうですが、吐いたり、ゲリPに・・・
若芽の頃は、ナルコユリやアマドコロと間違えやすいので注意。
子供の頃は毒づいてて、ちょっと悪臭もするホウチャクソウさん、
花言葉は「追憶」、「よきライバル」、「嫉妬、あなたを離さない」
・・・うーん。恵まれない幼少期を過ごし、嫉妬心を燃やす常に後ろ向きな奥様。
控え目だけど品があって結構可愛いのにね・・・というイメージが湧いた。
勝手なイメージです。ごめんなさいホウチャクソウさん。



シャク(杓)
セリ科シャク属の多年草。
ヤマニンジン、コジャク、ワイルドチャービルとも呼ばれています。
ニンジンのお仲間ではないです。葉っぱの形が似てるから?
茎、葉は山菜として食べられます。根も食用になります。
最初、ヤブニンジンかな?と思ったんですが、
ヤブは葉っぱや花の形がもうちょっと大ざっぱな感じかと。
日本山人参は、イヌトウキ (犬当帰)という違う種類。
猛毒ドクニンジンとシャクは見分けが付きにくいです。臭いで判断?
う~。セリ科の植物は、見た目も名前も似通っていて見分けが難しいなあ・・・



アオキ(青木)
ミズキ科アオキ属の常緑低木。冬も青い木なのでアオキ。
生葉を火で炙るか、生葉汁を煮詰めて外用(火傷、腫れ物、凍傷)に。
種子・葉を煎じれば、健胃、利尿、解毒薬に。
胃腸薬「陀羅尼助丸」にはアオキが使われているそうです。
寺社仏閣で製造・販売・・・何かありがたそうで効きそう。

・・・と実は、ここはちょっとした薬用植物園だったのでした。


ナミアゲハさんこんにちは。

アオスジアゲハさんこんにちは。

アカタテハさんこんにちは。
今日も一日がんばっていきましょー。


今日もネコジャラシでガンバルンバ♪

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://sabineko.asablo.jp/blog/2012/05/07/6439316/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

Google
www Blog