晴耕雨読Ⅰ ― 2012/06/22
今日は珍しく快晴ですが・・・
梅雨に入り、雨の日ばかりですね。
早朝に畑の水やりに行かなくて済むのが助かりますが、
どうしても家に引きこもり生活になってしまいます。
「晴耕雨電脳」だけではあんまりなので、
いい機会ですから「晴耕雨読」として、この時期は読書することにしましょう。
近所の図書館の貸出システムが、福岡市総合図書館と統合して大変便利になりました。
目当ての本がなくても、市内の他の図書館から取り寄せられ、貸出・返却は最寄の図書館でOK。しかも、ネットで検索・予約・貸出延長などができます。
検索してみると、こんな本も図書館にあるのか!と結構ビックリします。
遠くの図書館まで探し回っていた時代が懐かしいです。
で、最近借りて読んだ本。

・・・第一弾で紹介するには重たかったかな?
自身も広島の原爆で被爆し、長年被ばく者の治療にあたっているお医者さんが著した本です。
被曝というと、急性症状や奇形など、視覚的に激しいものを連想しがちですが、
内部被曝となるとどういう症状が出るのか?・・よく分っていないのが正直なところ。
原爆資料館に行っても、詳しい説明は急性症状までだったような記憶が。
また、原爆投下後に入市しただけですぐに亡くなってしまった人もいれば、この著者のように90歳超えてなお元気に生きている人もいる・・・その違いは一体何なのか?この辺がずっと疑問で、この本を手に取ってみた次第です。
内部被曝とは、体内に放射性物質を取り込み、体内から被曝し続けること。
直ちに健康への影響は見えないけれど、じわじわと体を蝕んでいく恐怖。
広島・長崎の後遺症として「原爆ぶらぶら病」という症状があります。体力や抵抗力が落ち、まともに働けないぐらい、疲れやすく身体がだるくなってしまうそうです。チェルノブイリでも同様の症状がみられるとのこと。
その他、ガンや白血病だけでなく、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、腎機能低下症、肝機能低下症など・・・多岐にわたっているようです。気になったのは精神機能障害。米国のデータによると学業低下や暴力性が増すとか。そんな子供たちが増えるのでしょうか?
残念ながら、放射線障害の明確な治療法は現在のところありません。
しかし、放射線に対抗できる唯一の方法は、生まれつき持っている免疫力を弱めないことと語っています。
また、現在も存命の原爆被ばく者たちは、往々にして規則正しい節制した生活を送っている、とも。日頃の節制と定期的な検査がなにより大事。
95歳でなお精力的に活動する著者が、身を持って体現されていると思います。
日頃の節制とは、早寝早起き、よく噛んで食べる、発酵食品を積極的にとる、
歯をよく磨く、適度な運動・・・など。
どれも当たり前のことですが、毎日実践となるとなかなかできなかったりしますよね。
「決まったものを決まった時間に決まった量。すべて習慣化。」
一度心身を壊して、この大切さが身にしみたものです。
規則正しく節制した生活で、前向きに明るい気持ちで好奇心いっぱいに楽しく・・・
ビクビク、クヨクヨ、イライラしても何の解決にもならないですしね。
ただ長生きしたいわけではなく、元気に生きたいだけ。(いわゆる「健康寿命」)
悲しいことに、どこへ行こうとも放射能汚染が進んで、昔のようには戻れないのでしょうが・・・せめて最善を尽くして生きていきたいものです。
・・・もちろん正しい知識も身につけた上で。
しかし、この本の中で、アメリカと日本政府による原爆後遺症隠ぺいの話を読み、
今もわたしたちには知らされていない事実がたくさんあるのだろうかと恐ろしくなります。




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