★☆さびねこてい★☆ 古民家リフォームと野菜作りにいそしむ錆猫さん(無所属・新)のコワモテブログ(=‘x‘=)

足和田山と樹海バス2009/11/01

山梨に来てやる事は?登山でしょうか。

甲府は盆地。360度ぐるーっと山に囲まれております。
富士山や南アルプスの山々、八ヶ岳も見えます。
すぐそこに山があるから登るんだ。登らないと何だか勿体ない気がする!!かな?

・・・今から富士山はさすがに無理なので、
来シーズンの登山を目指し、まずは難易度の低い山から登っていくことにしました。


テレビを観ていると、足和田山という山についてやっておりました。
足和田山頂上は五湖台とも言われるそうですが、
そこから少し足を延ばした所にある三湖台紅葉台は、
富士山絶景ポイント、青木ヶ原も一望、そして美しい紅葉・・・

さらに青木ヶ原の方を見ると、紅葉している所とそうでない所がくっきり分かれているのが見えるそう。
(その昔、富士山噴火で溶岩が流れなかった所が紅葉している所とか)

ほ~、それは面白い。ぜひ行って見てこなければ。
ということで愛車に乗って甲府盆地を飛び出し、河口湖近くの足和田山に向かったのでありました。

今回、文化洞トンネル横の駐車場の登山口から登るコースを選択してみました。
登山口から歩いてすぐ、最初の分岐点に。左へ。(右は毛無山、十二ヶ岳方面に行ってしまう)

次の分岐点に。左はひと山越えなければいけないキツいコース、右は平坦な登山道コース。
下調べして右と決めていたんですが、立て札を見ると、
『通行不可』なる張り紙が。

えぇぇぇぇぇぇぇぇ。選択肢がキツいコースのみ。ひぃぃぃぃぃ(TДT)。
今思うと、もしかすると見間違いとか、実は直進の道があってそこが通行不可とかだったのかもしれませんが・・・
途中で引き返す羽目になるのもイヤなので、涙目でキツいコースを進みました。

・・・しょっぱなから壁のような坂が。
あまり登る人もいないのか、所どころ道が消えているし。
マイナー過ぎるコースなのかこれーorz
紅葉台に駐車し、そこから足和田山に登るコースが楽でポピュラーらしい・・・
何でわざわざ苦労する道を選ぶのかねぇ自分。人生においても・・・?
いやいや楽ばかりしちゃあ、いいネタなんか仕入れられないのさ。ふふっ。
とか何とか喚き散らしながら、激坂をひたすら登っていきました。

手前の山の頂上にきたー。周りの景色変わらないー。
しかも縦走タイプでなく山越えタイプ。
ある程度また下りて、泣きながら足和田山山頂に向かって登りました。
所々ロープがあるような急な傾斜。なかなか思うように進めるものではありませんでした。
何歩か進む度にこの状態 ⇒ ○| ̄|_ ぜぇぜぇ

しまいにゃ、音楽聴いて踊りながらやけくそで登り・・・
上を歩いている人と目が合っちゃったんです。ああ、はずかしい・・・
あらあ、登り切っちゃいましたね。
実家近くの鴻巣山遊歩道(ローカルすぎw)並みのゆるさです。

ここをしばらく歩くと、(五湖台足和田山山頂)に到着。標高1,355m。

富士五湖(本栖湖、精進湖、西湖、河口湖、山中湖)が見えるということで
この名が付いたようですが、木が茂って見えません。
富士山は、展望台からよく見えました。

西に向かって緩やかな登山道を歩きました。ほとんど遊歩道。
トレイルランしている人も。真似しちゃろーとわたしも走ってみました。

1時間もかからずに三湖台。360度パノラマ!!
ここがテレビで紹介されていた所でした。
・・・しかしすっかり曇ってしまい、下の写真のように富士山が全く見えませんでした・・・

風も強くなり、体が冷えて来たので、残念ながら早々に撤退。
紅葉台へ。ここに来てようやく見事に紅葉した木々に出会うことができました。

うーん!!きれいですね!!見よこのグラデーションのすばらしさ。

奥に青木ヶ原樹海。
確かに紅葉している所とそうでない所がくっきり。

下山します。
竜宮洞穴をかすめて、西湖民宿村というところに出てきました。
その名の通り、民宿が何件もあるのですが、その中に「樹海の家」という民宿が。
・・・「樹海」という言葉、どうしても負のイメージがつきまとってしまいますが、
大自然に囲まれたステキなところだと思いますよ。

さて、駐車場から随分遠くまで来てしまいました。
歩いて戻るか考えていると、雨が降りだし、空は真っ暗に。
こりゃいかんとバス停を探しました。西湖と河口湖のほとりを走るバスに乗るために。
レトロバス(※写真は富士急HPより)

バスに乗るとすっかり日が暮れて真っ暗に。
秋の日はつるべ落とし、とはよく言ったものです。
文化洞トンネルを抜け、駐車場に最寄の『毛無山登山口』で、
ピンポ~ン♪
あら、誰も降りないの。というか外は真っ暗だ~。
運賃を払おうとしたところ、運転手さんがギョッとした顔で、
「あの車お客さんのですか?」
指さす先は、暗闇の駐車場にぽつんと1台取り残されたわが愛車。
しかもはるばる福岡ナンバーw
この人何しに来たんだろう?と思われたのは間違いないなあ・・・



★後日談・・・
その後、再びこのトンネルを通る機会があり、衝撃の事実を知ることになりました。
前回は真っ暗で気づかなかったのです。
すぐ近くが富士河口湖霊園だったことを。

当時を再現するとこうなるのかな~
  ↓
 【あるバス運転手の証言】
  あの日の夜は、冷たい雨がシトシトと降っていました。
  樹海近くのバス停に、登山客の格好をした女性がひとり立っており、
  暗い顔をしてバスに乗って来られました。(疲れてただけっす)
  トンネル近くのバス停で降りていかれたんですが、辺りは漆黒の闇。
  まさかこの時間、こんな所で降車するとは思いませんでしたよ。
  その先は霊園ですからね・・・

・・・そりゃあ運転手さんギョッとしますわな・・・


本当にすぐそこにありました・・・
しかも文化洞トンネルが心霊スポットとか・・・まじですかー(T_T)

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